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遊就館での写真展終了の御礼。


6月半ばより3ヶ月半という長期にわたり、靖國神社・遊就館で開催させていただきました自身の写真展『群青の追憶 〜海底に眠る大東亜戦争の戦争遺跡を追う〜』ですが、先月末にて無事に閉幕致しました。

多くの方の第一声は『まだこんなに残ってるのね。』その中で、ご遺族の方からは何度も御礼の言葉をいただき、若い子たちからは実際に潜りたいと質問され、また、ご親族が乗っていた船があの辺りにあるらしいのだけど見てこれないかという相談まで、多くの方にご拝観いただきまして、お言葉を頂戴しました。

正直、自分で言い出したものの、靖國神社という場所、格式なども含め、そちらでの写真展に不安がなかったと言ったら嘘になります。 けど、写真展の影響で入場者数も増え、問い合わせや反響が凄いと顔を出すたびに言われ、図録の売り上げが記録的だったらしいことも含め、関わって下さった皆さんには感謝の念しかありませんし、いただいた感想などにも目を通して、心からやってよかったと思っています。なかなか顔を出せなかった会期中、遊就館の皆さまに暖かく見守っていただきました。

戦争がテーマ。過去、人間は争いを繰り返してきて、多くの命が犠牲になってきました。家族のため、お国のため、戦って、守って下さった方がいるからこそ今がある。その気持ちに疑いはないけれど、その考えを美化しすぎてしまうのも怖いことだと思います。

戦争は人生、なにより人そのものを狂わす。

少しでも皆さんが平和について考えるキッカケになってくれたらと願わずにはいられません。

また、ぜひやってください。

そう言っていただいたので、またいつかこの場所に帰ってきたいと思います。

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