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ブルーオーシャンフェスKANSAI

ブルーオーシャンフェスKANSAI 2024、2日目のステージプログラムにおいて、

小笠原諸島”ラストフロンティア”母島というタイトルで講演をさせていただきました。

小笠原諸島母島スライド

父島まで24時間、さらにそこから乗り換えを経て2時間の船旅。

母島の謳い文句は「日本で一番遠い島」ということで、皆さんもなかなか行くのが難しい場所かもしれません。しかしながらそこは生物の宝庫。世界自然遺産にも認定されたそのポテンシャルをぜひ皆さんに知っていただけたらと思っています。

小笠原諸島母島スライド

冬に行くと、運が良ければ出会うことができる子育て中のザトウクジラ。

小笠原諸島母島スライド

多くのウミガメたちとの出会い。

小笠原諸島母島スライド

アジアコショウダイが隊列を成して正面からにらめっこ。

小笠原諸島母島スライド

タカサゴやウメイロ系なども豊富で空から降り注ぐ夢色の世界。

小笠原諸島母島スライド

根につくヨスジフエダイといった魚に囲まれ

小笠原諸島母島スライド

母島の沈船「第二西海丸」の船首で繰り広げられていた捕食シーン。生物たちの争い。


母島に限らずですが、父島など小笠原諸島はシーズンによってかなり見れるものが偏ります。あなたが出会いたいと思っている光景はいつでも見れるものではないかもしれない。しっかりと下調べをして、現地に問い合わせをして計画を立てましょう。


きっと素晴らしい時間が待っているはずです。


私自身、テーマとしてもう何度も訪れている小笠原諸島。小笠原アンバサダーとして多くの人に知ってもらいたいと活動もしています。2025年の3月頃、クジラの出るシーズンにまた母島を訪れる予定です。ツアーとして多くの方と一緒に行けたらと思っているのでご興味のある方はぜひお問い合わせください。


協力:ダイブリゾート母島



ブルーオーシャンフェスKANSAI 2024

ブルーオーシャンフェスKANSAI 2024

日時:2024年6月1日/ 6月2日

開場:10:00-18:00 [入場無料]

会場:花博記念公園 鶴見緑地 ハナミズキホール

〒538-0036 大阪府大阪市鶴見区緑地公園2-163


ステージプログラム

6/2 12:40-13:20

水中写真家 戸村裕行

「小笠原”ラストフロンティア”母島」

 東京、竹芝桟橋から定期船おがさわら丸に乗船し揺られること24時間。小笠原諸島・父島に到着し、さらに2時間の船旅を経て到着する小笠原諸島・母島。外国に行くよりも時間のかかるこの島の海で起きた奇跡の出会い。2024年2月に撮影をした写真から、皆さんに母島の海をご覧いただきます。


詳しくは。。。

ブルーオーシャンフェス公式ホームページ

をご覧ください。

 先日、世界最大のダイビング教育機関の一つであるInternational Training®、Scuba Diving International® (SDI)の提供するコース「ソロダイビングコース」を受講したお話。


SDIソロダイビングコース

ソロダイビングというと「えっ?一人でダイビングをするの?」と思われそうですが、SDIの趣旨としては、このコースを取得しどんどん単独潜水しましょう!と言っているものではなく、本当の意味での自立したダイバーになり、普段のダイビングでの安全について考えてほしいという願いを持つそうです。

International Training®
International Training®

皆さんは、ダイビングに行った時、初めましてでどんな方かも分からない方と「あなたたちバディで」と言われたことはありませんか?「よろしくお願いします!」と顔を見て言ったものの、特にコミュニケーションを取らずエントリーをして、そんな状態に不安になったこと、疑問に思ったことはありませんか?勿論、ガイドさんは水中で見ていてくれると思いますが、バディは信頼できる人の方が安心できますよね。


このコースは、基本的に自己完結できる自立したダイバーになるということを目的としており、「ソロダイバーは最高のバディになる」と言う考えのもと、バックアップに関する知識、トラブル回避の方法、自分の呼吸量から予測できるエアーの消費量とダイビングの計画についてなど様々なことを学ぶことができます。


例①

水中でホースが破裂!あなたならどうする?


例②

水中でインフレーターが故障しBCが膨らみ続け急浮上の危険!あなたならどうする?


例③

水中でフィンが脱げて水底に落ちてしまい拾えない・・・あなたならどうする?


ぜひ自身で考えてみてください。


「そんなこと実際にあるの?」と思うかもしれませんが、私も実際に経験したことのある事例もあります。


「何かあったらガイドさんが助けてくれる」「バディが助けてくれる」


そのように考えているダイバーもいるかもしれません。


しかしよく考えてみてください。あなたを助けに来たガイドやダイバーが一緒に急浮上をしたら、助けに来たその人も命の危険に晒されることになります。比較的、日本人ダイバーはガイドやインストラクターに「依存」している人が多いと言われています。なかなかガイド無しで潜ることは少ないですね。


ダイビングガイドはその海の旬を知っていて、様々な感動を与えてくれますが、ゲストの命も守らなくてはいけないと考えられている過酷な仕事です。職業として避けては通れない道としても「自分の身は自分で守れるダイバー」が増えることでガイドの負担も減るのではないかと思っています。


私は水中写真を撮影する生業から、よく「水中写真をうまく撮る為には?」と話をする機会があり、皆さんからも「カメラや撮影方法を知ること。」「海や生物のことを知ること。」「沈船であれば船のことをよく知ること。」などといった答えを聞きますが、「ダイビングが上手になること。」と言う考えは残念ながらあまり聞きません。


単独潜水に関しては様々な考え、事故などの話を聞くこともあり、リスクも含めて継続して議論されるテーマである思っています。しかしながら、自己完結の出来るダイバー、上手な人のダイビングスタイルを見て、ダイビングを上手くなりたいという考えを持つダイバーが増えることで、皆さんのダイビングが今より少しでも安全なものになればと願っており、ダイビングスキルのアップデートをぜひ皆さんにもお勧めします。


◉SDI TDI ERDI JAPAN代表の加藤さんのレポート

◉SDI TDI ERDI JAPANのホームページ

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