
12月25日発売の月刊 『丸』 2014年2月号で インドネシアはチェンデラワシ湾で撮影された『飛燕』の写真が掲載されています。 この撮影をされた場所はダイビングポイントとしては、ゼロ・ポイントと言われていて、 この機体も当初、零戦とされていましたが、 今回の撮影と調査により、その機体が飛燕であるという事が判明致しました。 詳しくは『丸』をご覧下さい。


12月25日発売の月刊 『丸』 2014年2月号で インドネシアはチェンデラワシ湾で撮影された『飛燕』の写真が掲載されています。 この撮影をされた場所はダイビングポイントとしては、ゼロ・ポイントと言われていて、 この機体も当初、零戦とされていましたが、 今回の撮影と調査により、その機体が飛燕であるという事が判明致しました。 詳しくは『丸』をご覧下さい。


この時期、女川のとある川では、鮭の遡上を見ることができる。 〝とある川〟と書くのは、こうやって書かれた記事を見た一部の心無い人が、 鮭を獲りに来てしまう事があるという事で、わざと名前は伏せさせてもらっている。 実は、僕は去年もこの鮭の遡上の撮影を試みたのだが、 タイミングが悪かったのか、ほとんど鮭の居ない状態で、 満足のいく撮影が出来なかった。 今回、たまたまタイミングよく撮影を出来る日が重なったので、 リベンジという意味も込めて、再度撮影をさせてもらう事が出来た。 川に到着すると、去年には見られなかった たくさんの鮭たちが遡上をはじめていた。

この時期、女川のとある川では、鮭の遡上を見ることができる。 〝とある川〟と書くのは、こうやって書かれた記事を見た一部の心無い人が、 鮭を獲りに来てしまう事があるという事で、わざと名前は伏せさせてもらっている。 実は、僕は去年もこの鮭の遡上の撮影を試みたのだが、 タイミングが悪かったのか、ほとんど鮭の居ない状態で、 満足のいく撮影が出来なかった。 今回、たまたまタイミングよく撮影を出来る日が重なったので、 リベンジという意味も込めて、再度撮影をさせてもらう事が出来た。 川に到着すると、去年には見られなかった たくさんの鮭たちが遡上をはじめていた。

上流になるにつれ、 水深が浅く流れの早いところが目立つようになってくる。 白鮭たちは体が水から飛び出す勢いで、体を岩にぶつけながらも 上流へと力強く進んでいく。

川の中をよくよく観察してみると、 川の端の石や岩の陰にこうして卵が観察する事が出来た。 そんな卵を踏んでしまわないように川の中心を注意深く歩き撮影をしていく。

鮭たちは産卵を終えると、力尽き、その生涯を終える。 川にはそうして力尽きて行った鮭たちの亡骸が、至るところに見受けられた。

子孫を残す為に身を削り、命を賭して産卵をするその姿に、 何度「頑張れ」と言ったかわからない。 そして生きる勇気をもらった気がする。本当に命って凄い。 そんな白鮭の遡上を撮影させてもらって翌々日となる昨日、 気になる記事をネット上で見つけた。 「放せぬ稚魚、細るサケ漁 福島の5河川、避難区域に孵化場」 2013年11月19日05時00 -朝日新聞- という記事だ。 遡上の撮影をした後だったので余計に目に付いたのかもしれない。 少々状況は異なるが、 実は、今回こうして白鮭の遡上を見に来たこの場所にも、 震災前には養殖場があった。 震災、津波の影響を受け、完全に破壊されてしまったその施設は、 未だ復旧の目処はたっていないという。
女川の町は「復興」と呼ぶには程遠い。まだまだ年月を要するだろう。 しかし、この町に訪れる度に新しい道路が出来ていたり、新しい建物、 新しい船を見る事が出来ると、我が事のように嬉しく思う。 この元々あった養殖施設も今後、どうなるのかは分からないとの事だが、 4年後、今年こうして見る事が出来た卵から産まれた子どもたちが大人になり、 この川に戻って来て産卵する姿を見る事が出来る事を、切に願っている。


僕がお世話になっているトレジャーズでは、 哨戒艇34号のことを旧名の「薄」と呼んでいるので、 そちらで呼ばせてもらう。 この薄は元々、二等駆逐艦として活躍していたが、 昭和15年に新設された哨戒艇籍に、 同じ樅型駆逐艦の他8隻、若竹型駆逐艦1隻と共に編入されたそうだ。 そして、このチュークで任務遂行中に撃沈されることになる。 チュークの沈船の中でも比較的浅い場所に沈んでいるこの「薄」 なので、その日のダイビングの最後に選ばれる事が多かったりする。 同型艦の第三一号型哨戒艇としてのデータは、 排水量 基準:1,162トン 全長 水線長:85.34m 全幅 7.93m チュークに沈む船のサイズとしては小さい部類に入ると思う。 甲板にある上記のような人が1人通れるかどうかの穴から甲板から船内に入ると、 特にエンジンルームは人が1人、もしくは2人入ったら 自由に動くのが厳しいぐらいの広さだ。

このようにメーター類なども見る事ができる。

エンジンルームを抜けると広いスペースが広がる

船内は砂が積もっている状態なので、 巻き上げないように慎重に進んでいく。 巻き上がってしまった時点で撮影は厳しいものになってしまうからだ。 そんな状況もあり、撮影は常に中性浮力を心掛けている。